・図鑑の見方について

 動物化石の学名の見方

* 化石の2命名法による表現

<例>
Inoceramus  (Cataceramus) balticus toyajoanus  Nagao and Matsumoto
   属名     亜属名    種名    亜種名   筆者名(命名者名)

* (著者名)の( )は後で種の所属する属名が変更された事を示します.
  下欄に種の原記載時の西暦年数と2命名法による種の原記載名を示しました.
  属名は変わっても種名は固有のものですから変わることはありません.

<例>
Pachythaerous kagaharensis (Yokoyama)
  1890 Crassatella kagaharensis Yokoyama

* 同一種(同種異名)の場合は記載年月日の早いものに先取権があります.

<例>
Anthonya japonica Matsumoto (1938)
  1938, Anthonya ensiformis Nagao

* 種名がなく単にsp.とあるものは,まだ種名が与えられてないが,その属の
  種である事は間違いないという意味です.

* 種名の後にmsという記号を付けたものがありますが,この種は現在原記載論文
  が印刷中であり(注:平成4年現在),その出版をもって公式に認められる種です.
  マニュースクリプト(手記)という意味で,現在仮称の段階ということです.

* 属名のあとに(s.l.)とある記号は「拡義の」という意味です.これに対して(s.s.)は
  反対に「狭義の」という意味です.

・留意事項

* 化石産地や産地の地図など記述していません.
  また地方の地域的な地層名も省略し層群名までにとどめました.
  自分で化石を見つけて採取して来るか,既に採取した標本の名前を調べる図鑑を
  目的にしていますので,この図鑑を使って採取に出かける事は出来ない様にしてあります.