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Monology



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2015-12-22

 つんどく日記

  • ベネディクト・キャリー(著)・花塚 恵(訳)『脳が認める勉強法』ダイヤモンド社(2015)
  • 竹内龍人『実験心理学が見つけた超効率的勉強法』誠文堂新光社(2015)

 最初の本は、本の帯に池谷先生の推薦文があったので購入。次の本は検索キーワード「分散学習」でヒットしたので購入。
 2冊に共通するのは「分散学習(復習はいつやればよいのか)」と「テスト」の効用。「インターリーブ」についても記述があるが前者の方が詳しい。実験データ(図)がないと気が済まないという人は後者から読むと良いかもしれない。
 これを授業に取り入れるには...

分散学習をやるためのフリーウェア(フラッシュカード)


  • i暗記 というアプリも(無料/有料)

2015-2-19

 つんどく日記

  • 諏訪兼位,『地球科学の開拓者たち』,岩波書店(2015). まずはお元気でなによりです。授業中の記憶:小藤文治郎が津和野出身であること,サヌカイトの命名者,...。
  • 宇佐美龍夫,『大地震 古記録に学ぶ』,吉川弘文堂(2015).  復刻版です。
  • 磯田道史,『天災から日本史を読みなおす』,中央公論新社(2015).  森繁久弥が昭和南海地震を牟岐で体験した話が紹介されている。Podcast「伊藤和明の防災えんす」でも紹介されていたので知ってはいたのだが,学生には「それ誰?」となってあまり関心を持たせるネタには残念ながらなっていない。

2015-2-4

 つんどく日記

本当は書き込みなんかしている暇はないのだが...(待つしかない!いつになったら卒論の結果みせてもらえるのだろう)

  • W.MaKinney 著 小林はか 訳,『Pythonによるデータ分析入門 Numpy,pandasを使ったデータ処理』,オライリー・ジャパン.
  • A.B.Downey 著 黒川 洋・黒川利明 訳,『Think Stats プログラマのための統計入門』,オライリー・ジャパン.
  • J.Unpingco, Python for Signal Processing, Springer.

例によって3日ぼうずに終わりそうだが、今年はPythonに挑戦!?

 と思っているのだが,Juliaもね...

『データサイエンティスト養成読本R活用編』,技術評論社

R本ではあるが,日本語でJuliaが紹介されている数少ない本。スピード重視ならFortranやCなのですが。

2014-6-23

 命名 Bridgmanite

 下部マントルを構成すると考えられていたペロブスカイト構造を持つ鉱物[(Mg,Fe)SiO3]にブッリジマナイトという名前がつけられたという記事。ただし,下部マントル由来の物質が発見されたということではなく,隕石中からペロブスカイト構造を持つ鉱物が発見されたということ。

 ■ナショナルジオグラフィックス ニュース
 『地球で最多量の鉱物、ようやく命名』
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140619003
  ブリッジマナイトは地球上で最も多量に存在する鉱物と考えられているが、これまで間
 接的な調査しか行えずにいた。地球の深部でのこの鉱物の移動に伴い、地震波に変動が生
 じるのを計測するという形であった。

 この部分の翻訳(当然,意訳ではあるが)は少し違和感があるので原文を見ると,

 " Likely the most plentiful mineral in the Earth, the mineral had been indirectly studied for decades by measuring changes in earthquake waves as they travel through the planet."
 (http://news.nationalgeographic.com/news/2014/06/140618-bridgmanite-new-mineral-meteorite-geology-earth-science/)

となっており,『鉱物の移動に伴い』に対応するのは "as they travel trough the planet"の部分であることがわかる。"they = mineral(s)"とすれば翻訳のように解釈できるが, この英文を見る限り"they = changes in earthquake waves"とする方が妥当に思える。

 しかし,原文もあまりしっくりこない。地球の深部を伝わるのは地震波であって,地震波の変化(おそらくは速度変化のこと)ではない。構成鉱物により地震波速度が異なり,その情報を伝えるという意味ではまあよいのかも知れないが...

 下記のAGU Blogoshpereの記事のように明示的に書いてくれるとよいのだけど。

●AGU Blogoshpere
6 JUNE 2014
Earth’s most abundant mineral finally gets a name
Posted by nbompey
http://blogs.agu.org/geospace/2014/06/06/earths-abundant-mineral-finally-gets-name/#.U5XTXvKsXMQ.twitter
"Scientists think the mineral, suspected to be the most plentiful of the planet, exists in an interior region that extends from the bottom of the transition zone of the Earth’s mantle down to the planet’s core-mantle boundary, at depths between 670 and 2,900 kilometers (416 and1,802 miles). The transition zone, which scientists discovered from studying the way earthquake waves travel through the Earth, lies between the upper and lower mantle and marks the point where mineral structures undergo change at an atomic level due to increasing temperature and pressure."

2014-5-11

 つんどく日記

中井浩一,『被災大学は何をしてきたか 福島大,岩手大,東北大の光と影』,中公新書ラクレ(2014)

 法人化後の地方大学において強調されてきたのが社会貢献(地元貢献)。大学のための社会貢献ではなく,真の社会貢献とはと考えさせられるところもある。

 課題先進国の日本の中でも,高齢化・人口減少の先進県ともいえる高知県にある大学としては,来たる地震災害に備えて何ができるのか,何をすべきなのか。

2013-7-18

  試してみました。ホワイトボード再生コートキット

 実験室のサブのホワイトボードに書いた文字が消えなくなったので,ホワイトボード再生コートキット(エス・エス・ティー)を試して見ました。結果は今のところ良好!問題はどの程度もつのか?


2014/04/15 今日の授業では消えにくいというより、消えませんでした。そろそろ限界か?!

2013-6-11

 つんどく日記

サンキュータツオ,『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』,角川学芸出版(2013)

 購買意欲に火を付ける本ではあるが...(辞書ばっかり買ってられない)。改めて「新明解」(第7版)の序文を読んでみたが,ユニークであるとともに挑戦的である。

2013-1-15

 つんどく日記


Langmuir,C.H. and W.Broecker,
How to build a habitable Planet Revised and Expanded Edition.
Princeton University Press,2012,720p.

買ってしまいました。例によって衝動買いです。 (^_^;

 サブタイトルは"The Story of Earth form the Big Bang to Humankind"。このコンセプトは今でこそ普通だけれども,初版(1985)当時はかなりインパクトがあった記憶がある。初版は291ページの小さな本であったが,この28年間の新たな発見を取り入れた結果720ページの分厚い本に変身。カラーの図版も何枚かある。

初版 改訂版
Introduction:Earth and Life as Natural Systems
The Setting:The Big Bang and Galaxy Formation The Setting:The Big Bang and Galaxy Formation
The Raw Material:Synthesis of Elements in Stars The Raw Material:Synthesis of Elements in Stars
Preliminary Fabrication:Formation of Organic and Inorganic Molecules
The Heavy Construction:The Formation of Planets The Heavy Construction:The Formation of Planets and Moons from a Solar Nebula
The Schedule:The Timing of Raw-Material Production and Heavy Construction The Schedule:Quantifying the Timescale with Radionuclides
Interior Modifications:Segregation into Core Mantle Crust Ocean and Atmosphere Interior Modifications:Segregation into Core Mantle Crust Ocean and Atmosphere
Contending with the Neighbors:Moons Asteroids and Comets Contending with the Neighbors:Moons Asteroids Comets and Impacts
Making It Comfortable:Running Water and Temperature Control Making It Comfortable:Running Water Temperature Control and Sun Protection
Establishing the Circulation:Plate Tectonics
Internal Circulation:Mantle Convection and Its Relationship to the Surface
Linking The Layers:Solid Earth Liquid Ocean and Gaseous Atmosphere
Colonizing the Surface:The Origin of Life as a Planetary Process
Dealing with the Competition:The Roles of Evolution and Extinction in Creating the Diversity of Life
Energizing the Surface:Coevolution of Life and Planet to Create a Planetary Fuel Cell
Exterior Modifications:The Record of Oxidation of the Planetary Surface
Planetary Evolution:The Importance of Catastrophes and the Question of Directionality
Coping with the Weather:Causes and Consequences of Naturally Induced Climate Change
Storing Up Resorces:The Ingredients of a Civilization The Rise of Homo Sapiens:Access to Earth's Treasure Chest Permits a Planetary Takeover
Maintenance:Mankind at the Helm Mankind at the Helm:Human Civilization in a Planetary Context
Are We Alone? The Question of Habitability in the Universe


 ちなみに,初版(適当な表現かは?)は18ドル(当時のレート130.9円)で送金手数料800円を合わせて3156円で購入。今回の改訂版は39.95ドルであるが,アマゾンでは3886円。

2012-11-7

 キャッチコピーとはいえ

 次の2つの見出しを見て同じ内容を想像するだろうか。
  「木曽川に巨大隕石衝突の痕跡 2億年前の地層を調査」(朝日新聞:2012.11.06)
  「カナダの巨大隕石衝突,日本で証拠発見」(サイエンスポータル:2012.11.06)
内容は後者の見出しが良く表している。前者を見て日本でも巨大隕石の衝突があったのかと想像をたくましくしてしまうのは読解力のなさあるいは科学リテラシーのなさのせいだろうか。
 朝日新聞ディジタルの記事では,第3パラグラフになってカナダのクレータを作った巨大隕石衝突の証拠を日本の木曽川で発見したということがわかる。第1および第2パラグラフにはどこに巨大隕石が落ちたかなど書かれていない。想像たくましい読者をここまで引っ張っておいて第3パラグラフで種明かしという構造だろうか。

2012-10-1

 続IOS6のマップが変

さすがのAppleも地図ソフトに関しては強気のままではいられず代替えのソフトを紹介する事態に。個人的には標高が数値で示されるので「地図マピオン」に一票。GoogleEarthの標高と比較してどうなのかは未確認。

2012-9-24

 iOS6のマップが変


 世界中で話題になっているようだが,新OSに向けてアップルが開発したマップアプリの地図情報が不正確であったり,情報が大雑把であったりと評判が悪い。アップルは強気のようだが...。

 iPod touch のマップで理学部1号館を確認してみると,耐震工事前の古い情報が表示される。以前のマップアプリ(googleマップ;地図データはZenrin)では現在の建物の形状が表示されていた(北側の自転車置き場は別として)。航空写真の方は現在の建物が写っている。

 Googleがアプリをだしてくれるを待つしかないのか。

# 普通にwebでgoogle mapをみることにしてアイコンを登録。
# 安芸市の川北地区では小学校すら登録されていない。地方では使えません。

2012-8-21

 電話がつながりません!?

 内線電話の呼び出し音はするのだが受話器を取っても話し声が聞こえない。電話しようとしても発信音が聞こえない。
 結局、電話機を分解して見るが,見ただけではわからない(当然!)。とりあえず目につくところにあったリチューム電池を外して電圧を測ってみると0.7Vしかない。というわけで電池交換で復活!
#本日お電話をいただいた方、申し訳ありませんでした。

2012-3-29

 送電線が地図に復活


 朝日新聞(2012.03.29)によると,インターネットで国土地理院が公開している電子国土基本図に,電力会社から提供が拒否されたという理由で削除されていた送電線や記念碑などの表記が復活することになるらしい。

http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY201203280270.html

[参照] 2011-11-16 地図から送電線が消える日

2012-1-27

 つんどく日記

長沼伸一郎,
『物理数学の直感的方法 普及版』,
講談社ブルーバックス(2011.09)

 知る人ぞ知る『物理数学の直感的方法』が新書になっていた。初版,第二版も購入したが,初版は引っ越しの際にどこかにいってしまったようだ。

 rotationの説明が秀逸,電磁波が伝搬するイメージと式とが結びついた。同じように説明できないかと色々考えてはいるのだが...

2011-12-16

 辞書も生もの 新解さん第7版

『時代に丁寧、新解さん 「新明解国語辞典」第7版を読む』(朝日新聞 2011年12月9日)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201112080263.html

 コアなファンが多い三省堂『新明解国語辞典』の第七版が12月1日に発売された。朝日新聞に紹介されているように時代を反映した改訂がなされている。

【震災】
第七版(2012年1月10日) 地震による(広範囲にわたる)災難(災害)。
  
第五版(1997年11月3日) 地震による(広範囲にわたる)災難(災害)。
                         [狭義では,大正十二年九月一日の関東大震災を指す]

私家版「新解さんの謎」

  • 第五版でなぜ【震災】の語釈が変わらなかったのか?

 これまでに『○○震災』という名称が付けられた地震災害は3つある。

震災名(地震名) 発生年
関東大震災(関東地震) 1923年
阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震) 1995年
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 2011年

 第五版の発行は阪神・淡路大震災の約2年後であるが,なぜ[狭義では...]が削除されなかったのだろう?政府は1995年2月には「阪神・淡路大震災」の名称を使うことを決めている。第五版の編集半ばで編集主幹の山田忠雄氏が故人となったために検討ができなかったのか,辞書出版上のスケジュール的に無理だったのか?

  • 奥付の発行日の変更はなぜ?

 第五版は「赤い表紙(普及版)」を購入したので第七版「白い表紙(特装版)」を購入したのだが,両者の奥付の発行履歴を見ると違いがある。

第四版 奥付 第五版 奥付 第七版(特装版) 奥付
1972年 1月24日 1972年 1月24日 1972年 1月24日 初版発行
1974年11月10日 1974年11月10日 1974年11月10日 第2版発行
1981年 2月 1日 1981年 2月 1日 1981年 2月 1日 第3版発行
1989年11月10日 1989年11月10日 1989年12月10日 第4版発行<---
1997年11月 3日 1997年12月10日 第5版発行<---
2005年 2月10日 第6版発行
2012年 1月10日 第7版発行

2011-11-30

 Google Map の元データは?

Google Map で高知大学を見たら建物配置などが現状に近い状態になっていた。耐震改築工事等でここ数年で色々変わっているのだが現状が反映された形になっている。でも,理学部1号館の北側の駐輪場はなぜだかない。南側はあるのだが...。

2011-11-22

 つんどく日記

ゲルト・ギーゲレンツアー(著),吉田利子(訳),
『リスク・リテラシーが身につく統計的思考法』,
早川書房 (2010.2)

 確率(%)で示されるとなかなか理解しにくい問題も自然頻度で考えると分りやすくなる例が示されている。なるほど!条件確率はこう考えれば納得。

  • ある病気である確率は1%である。また病気の患者が検査を受けて陽性になる確率は90%である。病気でない人が検査を受けて陽性になる確率は9%である。検査を受けて陽性になった人が実際に病気である確率はどれくらいか。 ===> ベイズの定理
  • 100人の内1人は病気である。病気である人が検査を受けて陽性になる確率は90%である(すなわち0.9人)。病気でない人(99人)が検査を受けて陽性となる確率は9%である(すなわち99x0.09=8.91人)。検査を受けて陽性になった人(0.9+8.91=9.81人)が実際に病気である確率は約9%(=0.9/9.81x100)になる。

 同じ事を示すのでも,絶対リスクで示すのと相対リスクで示すのでは受け手の印象が違ってくる(ダマされてはだめですよが著者の主旨)。使えるかも。

  • 絶対リスク減少率:1000人当り41人の死亡率が治療により1000人当り32人の死亡率に減少した。治療により死亡のリスクは0.9%[=(41-32)/1000*100]減少した。
  • 相対リスク減少率:「絶対リスクの減少数」を「治療無しで死亡した数」で割る。治療により22%(=9/41*100)死亡率が減少した。

2011-11-16

 地図から送電線が消える日

 朝日新聞(2011.11.12)によると,国土地理院が電子基本図(2万5千分の1)を作成する際に「保安上の理由」ということで電力会社から情報が得られず,結果として地図上から送電線が消えてしまったとのことである。紙媒体には現在残っているが,今後は電子基本図がベースになるので紙媒体からも消えることもあるらしい。

http://www.asahi.com/national/update/1112/TKY201111120125.html

 観測点探しの際の重要な情報だけに困るのだが,Google Earthでも見える地域(解像度の問題)も結構あるし,なにより現地に行けば見えるのでそれほど影響もないかもしれない。

2011-10-20

 reverse fault vs. reversed fault


 reversed fault は間違いか?

 結論から言うと,使用例があるので間違いというわけではないが,圧倒的に reverse fault の方が使用頻度が高いので,実質は reverse fault を使っておくのが無難。

  • google検索の結果
"reverse fault" site:gov         約5760件
"reversed fault" site:gov            8件

"reverse fault" site:edu         約4710件
"reversed fault" site:edu           189件

"reverse fault" site:nature.com       22件
"reversed fault" site:nature.com       4件

"reverse fault" site:elsevier.com   約872件
"reversed fault" site:elsevier.com    19件


 ちなみに学術用語集の地震学編の
 
  和英の部 逆断層      reverse fault
  英和の部 reversed fault  逆断層

英和は校正ミスだと思いますが?

2011-2-16

 「2000Vの電流」?

 ちょっと前に「ほこxたて」というTV番組で,接着剤(接着力)と磁石(反発力)の対決というのをやっていて,そこでネオジウム磁石を作るのに「ネオジウムに2000Vの電流を流す」という表現があった。もちろんVは電圧の単位,電流の単位はAなので,「2000Vの電圧をかける」が正しい表現なのだが,このての表現はどうもあちこちにあるようだ。記憶がさだかではないが,新聞の投書欄でも使い方の間違いを指摘する投書を見かけた。

http://tvtopic.goo.ne.jp/program/105/24026/461603/0/0/0/index.html

2011-1-28

 新燃岳噴火

昨日の噴火の際に,200km以上離れている高知県西部や愛媛県でも空振が観測されたらしい。

 その昔,えびの高原に泊まり込んで霧島連山の新燃岳・中岳・御鉢・高千穂峰などを観測機用のバッテリーを背負って毎日登ったりくだったりしたことを思い出す。特に,新燃岳は地震研霧島観測所の人に連れられて火口湖まで下りたが,登りのきついこと!火山屋さんの体力をあらためて認識させられた経験でした。

 溶岩ドームも確認されたようですが,早く終息するとよいのですが。

#ちなみに,新燃岳の火口湖には秘密基地らしきものはありませんでした。
#これ,周囲ではまったく通じません。『007は2度死ぬ』の
#ロケ地になっていたところです。

2011-1-13

 「瞬間マグニチュード」?

 これは moment magnitude を訳したものなのだが,地震学をやっている人には違和感のある訳だろうと思う。今から30年くらい前の院生時代に,ギネスブック日本語版で「 moment magnitude を瞬間マグニチュードと訳している」というのがサロンで話題になったことを記憶している。
 さすがに最近は「モーメント・マグニチュード」と表記されるものしか目にしないと思っていたら思わぬところで再会した。英辞朗(第五版)でmoment magnitudeを調べると「瞬間マグニチュード」と出てきたのでビックリ!(*)でも,moment magnitudeが収録されているあたりはさすがである。ちなみに,英辞朗ではmoment magnitude scaleという項もあり,「モーメント・マグニチュード・スケール」として説明がある。
 別の分野ではそういう使い方もあるのかと,念のために「瞬間マグニチュード」で検索をかけてみたが,どうも地震の規模を表すマグニチュードの説明として幾つかのサイトで使用されているだけのようだ。
 下記のサイトで「瞬間マグニチュード」なる用語が使用されているのはどうなんだろうと思ってしまう。

 1977年に金森先生の論文で定義された moment magnitude であるが,科学論文の翻訳をする人が参照する資料では「瞬間マグニチュード」として定着しているということなのだろうか。
 カタカナに置き換えるだけというのも能がないのではあるが,「瞬間マグニチュード」はやはり違和感がある。どこで最初に使われたのだろう?

モーメント・マグニチュード(moment magnitude)
log Mo = 1.5 Mw +9.1
Mo : 地震モーメント
     Mo=μUS       μ:剛性率, U: 断層面S上の平均変位量, S:断層面積
Mw : 金森のモーメント・マグニチュード
[宇津徳治,『地震学 第3版』,共立出版]

(参照)http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/CSS/moment_m.html モーメント・マグニチュードの解説と「ギネスブック」(英語)に登録されたチリ地震のページ画像あり

(*) 英辞朗web版では修正が反映されました。[2011/1/25 確認]

2010-12-21

 こういうアプローチもあるのかと

Excelを使っている人は多いと思うが,次の関数を実際に使ったことがある人はどれくらいいるのだろう?

ISNUMBER
IF
ROUNDDOWN
AVERAGE
ISTEXT
AND
OR

3つだけでした(分析ツールなど昔は授業でやってましたが)。これが歌詞になっているとしたらどうでしょう。

私の心の中の関数〜My excel story〜 動画を見ることができます(PVですね)。

  • 関連

東京エクセル物語〜私の心の中の関数〜

 まんまとひっかかっている気はしますが,ちょっと面白かったので。


 本当は,南海地震ネタのはずでしたが,別の機会に...。

2010-12-16

 0.9999...=1

電卓をいじくっていてふと思ったことだが,調べてみるとネット上のあちこちに書いてあるのであえてゴミネタを増やす必要もないのだが,とりあえずメモしておきます。

 CASIO fx-913ESはデフォルトでは,計算結果を分数で表示し,[S<->D]という変換キーを押すと小数点表示に変わる。ちょっと面倒なところがある。そのおかげというわけでもないがあらためて気がついたこともある。

1)1÷3×3 の計算結果は,1 と表示してくる。
2)1÷3 の計算結果は,1/3 という分数表示であるが変換キーを押すと 0.3333333333 と表示する。本来は循環小数であるから無限に3が続くのだが表示桁の制約でこうなっている。
 1÷3 = 0.3333333333
3)この表示が出ている状態で「×3」を実行すると,答えとして 1 を表示してくる。
 0.3333333333.. ×3 (=0.9999999999...)=1
ということになる。

 定義にまでさかのぼれば,そうなのねと思うのだが...。

2010-12-13

 モー使わないけど

先週の授業で紹介してまったく反応がなかったのですが,メモしておきます。

 "Once upon a time, ..."
まだ小学生の一部の間でラジオ(真空管でも鉱石でもなく,ゲルマニュームダイオードでしたが)を作るのがはやっていた時代のお話です。このころは町の電気屋さんでパーツを買うことができました。電子工作を扱った雑誌に時々,ギリシャ文字のΩをひっくり返した記号が出てきてモーとルビがふってありました。

 Ωは抵抗の単位でオーム(ohm)と読みます。これは今も変わりません。当時,このΩの上下をひっくり返した記号をモー(mho <--並べ替えるとohm)と読んでいました。意味は,抵抗の逆数でコンダクタンスです。現在使用されているSI単位系では,モーの代わりにジーメンス(S, 大文字のエス)を使います。

参考

  • 抵抗    R[Ω]=比抵抗ρ[Ωm]×長さ[m]÷断面積[m^2]
  • 比抵抗   ρ[Ωm]
  • 電気伝導度 σ[S/m] = 1/ρ

2010-12-8

 「ニイタカヤマノボレ一二0八」とVLF

 1994年まで愛知県の依佐美(現,刈谷市)に米軍の超長波(Very Low Frequency,以下VLF)送信局(17.44kHz)がありました。新幹線からもアンテナ鉄塔が見えていましたが,米国からの返還に伴い解体され現在は存在しません。このVLF送信局は,対潜水艦通信の役割を担っている世界に十数カ所存在する送信局(http://en.wikipedia.org/wiki/Very_low_frequency)の一つでした。現在その役目は,海上自衛隊えびの送信所(22.2kHz)が担っています。

 戦前の依佐美送信局は対欧州への超長波無線通信局として,やがて旧日本海軍の対潜水艦通信局として利用されてきました。1941年12月2日に打電された「ニタカヤマノボレ一二0八」も依佐美送信局から伊号潜水艦隊に送信されたという説があります。しかし,諸説あり定説というわけではないようです。

 歴史的な経緯はともかく,VLF送信局の軍事目的とは別に,発信されている電波(VLF電磁波)は地下比抵抗探査に世界中で広く使用されています。送信局が世界中にあるので利用地域が広く,探査深度がちょうど地下水を探すのに適当であるとか,一人でも探査可能なほど装置がコンパクトであるということなどがその理由です。私がVLF探査装置に直接触れたのは,修士1年の時に参加したCAグループによる丹那−浮橋断層の探査の際です。行武先生のお供をして日暮れまで測定した記憶があります。電波の到来方向をイヤホンで音を聞きながら探すタイプの測定器でした。

 GPSほどではありませんが本来は軍事利用のものを勝手に民間で活用している例でもあります。

#電磁波は海水中に入ると急激に減衰してしまうが,VLFは波長が長いので水深10m程度なら受信可能な程度の減衰なので対潜水艦通信に利用されている。

2010-9-26

 懐かしの計算道具

 映画『アポロ13』の開始から1時間1分35秒あたりで、管制センターの場面にも出てくる歴史的な計算道具の一つ。

 未整理の段ボールの中から出てきたガラクタ(お宝!)にして,その昔は中学で計算尺を習った証拠物件でもある(習った記憶はあるが実際に計算したことはない)。電卓が出現する前の技術者の計算道具。現在も丸善の文具売り場で丸いやつは見かけるが,棒状の物はもう見かけない。

 大学3年の物理探査法(○木先生)の時に,対数グラフを2枚渡されてこれで計算ができると言われたときには面食らった記憶がある。計算尺の原理が対数の計算原理であることに気がつけばなんということはないのだが。

 対数グラフも近頃の学生には敬遠されるしろもので,教えるのに結構手間がかかる。使い方自体はたいしたことはないのだが,ゼロはどこか?,グラフ用紙の上下左右は?などの疑問続出!ちょっと慣れてもらうと便利なのだが。

 市販の片対数あるいは両対数グラフ用紙はほとんどA4サイズでそれ以外のサイズは日本では見たことがない。だが,学生のころ○津先生に海外で購入された様々なサイズのグラフ用紙を見せていただいたことがある。当時は桁数がたりなくなると2枚のグラフ用紙を貼り合わせて使っていた。今は作図ソフトで描いてしまうので必ずしもサイズで困ることはないのだが,やはりあるといいなと思うのは...。

2010-9-14

 フィールド・グッズ(2) 筆記用具

 とにかく記憶はあてにならない。何でも書いておくに限る。
 特に好みがあるわけではないが,色々試して最近はだいたいこんなところに落ち着いている。左側のメモ帳と中央のボールペンは普段も使っている。胸ポケットに入れても邪魔にならないサイズが決めて。ボールペンは加圧式のボールペンで書き味も悪くないが,何よりサイズと強力なクリップがフィールド向き。右側のノートは耐水性を売りにしているもので,一応フィールド用に使っているがサイズが少し大きいのでお尻のポケットかカバンの中。

トンボ鉛筆AirPress 最近生協の売り場から消えてしまった。

2010-9-8

 フィールド・グッズ(1) 方位を測る

 フィールドでやっていることの大部分は,穴を掘る,電線を張るという作業。ある方向に電線を張るときにお世話になっている道具たちを紹介。

 左が深田式クリノコンパス,右がコンパスグラス。クリノコンパスで地層の走向傾斜は測りませんが,長年使っている方位測定の道具。コンパスグラスは,単眼鏡を覗くと内部に方位を示す円盤があり方位がわかるという便利グッズ。ちなみに、深田式のクリノコンパスの目盛りは90°方式で、コンパスグラスの目盛りは360°(N,E,S,Wなどと併記)方式。

 深田式クリノコンパスはもう製造していないらしい。傷だらけだがまだまだ使えます。

コンパスグラス(石神井計器製作所)

2010-9-2

 電卓 衝動買い

下記のサイトを見ていたら衝動買いしてしまった。何年ぶりの関数電卓だろう。

関数電卓セレクトガイド

 大学生協に置いてある関数電卓3機種(実質2機種)のうちの一つ CASIO fx-913ES。この機種の特色は数式通り入力することである。これまでの手持ちの関数電卓だと 30 [sin] と打つと 0.5 と表示されるが、この機種では [sin] 30 と打ち込む。表示は sin(30) となり、結果は 1/2 と分数で表示される。分数で表記できるものは分数で表わすのがデフォルトの設定のようだ。変換キーを押すと 0.5 と表示する。数式通りに入力というのは珍しくないかもしれないが、√の中の入力をそのままというのはちょっと新しい(文字ではわかりずらいが)。その他に今まで所有していた電卓になかった機能で使えそうなのは時間の計算機能、実は60進の計算機能なので角度の度分秒と同じファンクションキーが割り当てられている。

 大学3年の時に、岩石学の授業でやった球面三角の計算をやるために購入した三洋の電卓からいったいいくつ買ったことか。TI、シャープ、 CASIO...。大学院生時代に高くて手が出せなかったが、かっこよかったのはHPの関数電卓。逆ポーランド記法に妙にあこがれたものだが。

 そういえば、最近はカード型の関数電卓はめっきり見かけないのだが需要がないということだろうか。お尻のポケットに入れているのを忘れて座り、曲げてしまったこともあったが。

2010-8-19

 計算道具

 いつのころからか「関数電卓を持っていますか?」と聞くようになった。本学では、携帯パソコン必携(自分で買うのだが)になっているが毎日持ってくる学生は当然いない。それで、実質的にいつも携帯している計算道具は携帯電話という状況になっている。

 日本製の携帯電話の必要以上の高機能化が話題になっているが、こと計算機能という面では四則演算の域から進歩することはないようだ。ちょっと前にauの携帯電話向けに関数電卓のアプリが発表されていたが、その後他社の機種に対応したとか新しく開発したというニュースは聞かない。需要が低いということだろうか。自作のアプリを公開されている方もいるが、使っている学生を知らない。必要な時に、Webサイトに接続して計算すればすむという見方もあるが、そういう使い方をしている学生も見たことがない。結局、計算機能がないので計算できませんということで終わってしまう。

 級数展開を使えば携帯(四則演算のみ)でも関数の計算ができるということを教えるのも微積の応用として意味があるのではと思ったりもするが、計算はできるが面倒である。とにかく面倒なことは嫌われる。

(1 + x)^0.5 = 1 + (x/2) - (x^2/8) + ...   (|x|<1)
----
sin(x) = x - (x^3/3!) + (x^5/5!) - ...
cos(x) = 1 - (x^2/2!) + (x^4/4!) - ...
※ x の単位はラディアン
----
exp(x) = 1 + x + (x^2/2!) + (x^3/3!) + ...

関数電卓やExcelはこんな計算を見えないところでやっているのだが。

2010-8-9

 ブリ派orエリ派

 もうずいぶん前のテレビCMでやってたのだが,ちょっとしたことで思い出したのでメモしておく。これはオームの法則を記述するときに電位をVと書くか,Eと書くかというところから来ているのだが,

 V=RI or E=RI

それぞれV or E:電位,R:抵抗,I:電流を表している。

 ちょっと調べたところ V=RI は高校理科の表記で多く, E=RI は中学理科で多いようだ(もちろんすべての教科書を見たわけではないが)。

 さらにやっかいなのは,
 
 E= ρi

という表記が大学(高校の参考書あたりには記述があるが)では出てくることである。E [V/m] :電場,ρ[Ωm]:比抵抗,i[A/m^2]:電流密度をそれぞれ表している。

#こういうのも最近の学生さんが嫌がる要因の一つなのか?

2010-5-10

 防鼠ビニールテープ&ケーブル

 ネズミにかじられないように唐辛子の成分であるカプサイシン入りのマイクロカプセルをテープやケーブルに混ぜたものがあるようだ。小動物一般に効果はあるのだろうか?

http://e-sizai.com/teraoka03.html

2010-2-11

 つんどく日記


 前々から大学での教養という意味では,統計リテラシー(統計学ではなく)と認知心理学が必要ではと思っているのですが,統計リテラシー・数理リテラシーに関する本2冊。

  • 杉本大一郎,『使える数理リテラシー』,勁草書房,2009.

放送大学のテキストがベースになっているようです。収録されている放送大学の前書きには「基本的な考え方としは,高校生には易しく大学生には難しく,大学院生には(近頃の言い回しで言うと)超・難しくという講義にしたい。」とあり,レベルに応じた理解のしかたがあるということのようです。これは,なかなか難題です(そう書かれていますが)。まねしたくてもできそうにないです。

 学生のころ杉本先生の集中講義を聴いた記憶があります。ネゲントロピーという言葉だけ記憶にある,出来の悪い学生でしたが...。

  • 青木繁伸,『統計数字を読み解くセンス』,化学同人社,2009.

 いつも勝手にお世話になっている群馬大学の青木先生の書かれたものですが,統計学の教科書ではなく統計的リテラシーのための内容です。

2010-2-9

 NetでMeeting


でも,本当は顔を合わせて話をする方が良いのだが...。本日もユーザーを一人増やしたかな?

 最近,Net上でミーティングすることが増えた。旅費がないというのが最大の理由ではあるが,時間がないのも事実。

 無料のsobacityにはお世話になっています。容量の大きな画像ファイルを埋め込んだパワーポイントを映している時に負荷が大きいと時々回線を切られることがあるがおおむね良好。

 MSアプリのファイル容量が大きいのは,容量削減ソフトを使えば劇的に減るのだが,MSさんデフォルトでそういう仕様にしてくれませんか!

無料テレビ会議sobacity HTTPプロトコルなので大抵のところは使える

NXPowerLite体験版 

PowerPointファイルのサイズを小さくする MSさんの回答

2010-1-8

 複数の直線を当てはめる?

 忘れてしまうので問題設定のみメモ。

 直行座標系(x-y平面)にプロットした散布図に直線を一つ当てはめる方法はいくつかある。 (詳細は群馬大学の青木先生のHPを参照)

 明らかに複数の直線(勾配が異なる)が当てはめられそうな時に,それをどのように分離するか? 思いついたのは独立成分分析の説明に使われている図,主成分分析では直交座標系で考えるが,独立成分分析では斜交座標系で考えるのでイメージとしては同じ。

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最終更新時間:2008年10月08日 19時53分15秒


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